ゴンズイ ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


ゴンズイ(危険な海の生物)
ナマズ目ゴンズイ科ゴンズイ属
ナマズのような海水魚で、一般的には群れて泳ぐ姿を見ることが多いようです。

この魚は、幼魚の時だけ群で行動する習性があります。
体からフェロモンという物質を発散させ、その臭いで仲間同士を認識して、群から離れないようにしています。帯状になって泳いだり、押しくら饅頭をしているかのように丸くなったりします。
この球状になった状態をゴンズイ玉と言います。

  ゴンズイはナマズの仲間で、口元にヒゲを生やし、体型もナマズによく似ています。幼魚では茶褐色の体に、頭から尾にかけて鮮明な黄色の線が左右に2本ずつ入っていますが、体長30cmほどの成魚になるとその縞模様も薄れてきます。
 背ビレに1本、左右の胸ビレに各1本の毒針があり、また体表粘液にも毒があります。
その被害に会った方達の大半は、釣りで掛かった時に誤って刺されることが多いようです。 ダイビング中やスノーケリング中に刺されることは、めったにありません。

刺されるとすぐに患部に激痛がはしります。皮膚炎を生じることもあります。 このゴンズイの毒素は「タンパク毒」なので、患部をお湯に漬けると毒素が固まり痛みが和らぎます。 症状には、個人差があり様々なのですが、刺された場合には軽症でも病院に行きましょう。

応急処置
 @きれいな真水で傷口を洗浄。
 A45度位のお湯に30分間以上浸けると痛みが和らぐ。

 「ゴンズイによる被害」と告げ、出来るだけ早く医者の治療を受けてください。

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