ニーム ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


ニーム(インドセンダン)
 作物を食害する害虫に対して有効でまさに、「奇跡の木」としてアメリカや欧州をはじめ、世界各国での認知されており、日本でもその効果が認められ初めているのが、「ニーム」です。

 ニーム の日本名はインドセンダンといい、その種子から抽出した液にはアザディラクチンと呼ばれる非常に強力な餓死能力を持つ成分が含まれています。
人や農作物には害がなく、200種類以上の害虫に効果があるといわれています。
インドを初め東南アジアでは数千年も昔から虫下しや胃薬、歯磨き、虫除けなど、民間の治療薬として広く使われてきました。
またインドではハーブなどとともにアーユルベーダといわれる伝承医学の重要な原材料のひとつでもあります。
 ニーム を利用した農業資材には、主に葉面散布に利用される「 ニーム オイル 」と土壌改良剤として利用される「 ニーム ケーキ(ニーム 顆粒)」があります。インドセンダンの樹木の実を絞り抽出したのが「 ニーム オイル 」、その絞りカスが「 ニーム ケーキ (ニーム 顆粒)」です。

 ニーム には大きくわけて3つの特徴があります。
 ・作物に害虫が寄り付きにくい環境を作る忌避作用
 ・害虫に食欲減退をもたらす拒食作用
 ・ホルモンの働きを抑え害虫が成長しづらくなる脱皮阻害作用

 ニームはスリップス、ハダニ、オンシツコナジラミ、アブラムシ、ハモグリバエ、カイガラムシ、コナガ、ハマキムシ、センチュウ、ヨトウムシ、ネキリムシなど、200種類以上の害虫に効果があるといわれていますが、害虫によってその効果は違います。

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