葱鮪鍋（ねぎまなべ）

ねぎま鍋

ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。

葱鮪鍋（ねぎまなべ）

　この季節になると朝晩は肌寒くなってきますね。寒くなると鍋料理がうれしいですねえ！さて、鍋料理は男の料理というイメージを持っていますが、皆さんはいかがでしょうか。簡単に出来て美味い鍋料理を今回は書き下ろすことにします。

葱鮪鍋（ねぎまなべ）はとても簡単で美味い料理ですよ。、字の如くネギとマグロを、醤油、日本酒やみりんなどで煮た料理ですね。一般的には「葱鮪（ねぎま）」と呼ばれているようですが。

材料（２人前）
　　・ネギ・・・　５本程度
　　・マグロ・・　１パック（出来ればハラミなどの油が有る部位）

　　・醤油　　４０cc
　　・日本酒　２０cc
　　・みりん　１０cc
　　・水　　　２０cc
　　・唐辛子　適当

　作り方
　　・醤油、みりん、日本酒、水を鍋に入れ沸騰させる
　　・ネギ、マグロの順に鍋に入れ煮立ってきたら唐辛子を入れて味を調える
　　・好みで（豆腐・にんじん・しいたけ）などを入れても構いませんよ
うんちくや細かいことは気にしないで、自分のスタイルで食べましょう。

食べ終わった後は、残った汁にご飯を加えて「おじや」を作ってください。こちらもマグロの旨みが良く出ているので、美味いですよ。
作り方は簡単で、残った汁に、ご飯を加えます。ご飯がひたひたになる程度にお湯を足してください。
（汁気が多い場合は、適量になるように捨ててください）。煮立ってきたら弱火にして（焦がさないように）５～１０分蓋をして煮込みます。卵を溶きいれ１,２分蒸らしてください。仕上げは細かく切ったネギを適当に散らして出来上がりです。
お酒を飲んだ後にはお勧めの一品ですよ。

ところでこんなに簡単で美味い食べ物なのに、戦前まで「葱鮪鍋」はあまり上等とは言い難い物で、一部の庶民だけが食べていた料理であったようです。