回転寿司 ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


回転寿司
 日本では一般的なすし屋に比べると、安価なファミリー向けの寿司レストランと言った感覚ですね。
でも、海外に出ると、少々感じが異なり、料金は必ずしも安いとは言えません。寿司ネタも日本と比べると変わったものが取り入れられており、ケーキやフライドチキンが回っていることもあります。

そもそも回転寿司とは、回転式のコンベアで店内の各テーブル横をくまなく網羅し、各種の寿司を載せた小皿を循環させ、客は寿司を皿ごと自由にチョイス出来る寿司店とでも表現すれば良いのでしょうか。
客席はコンベアの高さにカウンターが設置された席と、ややコンベアより低い高さにテーブルとソファーが設置されたボックス席とがあります。
客層として家族連れなどが多い店は相対的にボックス席の比率が高くなっています。
そして、寿司以外にも副食類や飲み物、デザートなどを回しています。客層に児童や高齢者を含んだ家族連れを想定し、わさび抜きや量を控えめに握ってある店舗では、追加用の無料わさびがテーブル上に置いてあります。
お茶も自由に飲めるように設置されており、湯飲みに粉末茶を好みの量、入れてお湯を注げば良いんです。

 ただ、日本人が少ない土地で成功させるのには苦労が絶えないようです。
まあ、地域の住民の食性を良く考えて寿司ネタを揃える必要があるみたいですね。

その寿司ネタですが、標準的なものとしては、巻物(べったら、しば漬、田舎漬、山ごぼう、梅しそ、納豆、穴キュウ(穴子+きゅうり)、カツ、エビフライ)
肉や揚物(牛カルビ、チャーシュ、ハンバーグ、ベーコン、チキン照焼、えび天、いか天、ししゃも天)
太巻(かにマヨ、カリフォルニア、巾着、いなり、ばってら、押し寿司、バラ寿司、五目寿司)
変わりダネとして(唐揚げ、フライ、煮物、お新香、そば、うどん、ラーメン、ゼリー、プリン、ケーキ、スイートポテト、ジュース)などがあります。

安く食べられるのが売りの回転寿司ですが、近年高級ネタを売りにした回転寿司屋が出てきています。 オープンしている場所は漁港や海沿いの都市・県庁所在地の一等地などで、近海で取れる魚や高級魚を売りにした商品が多くみられます。
また、チェーン店展開により、高級魚を安価で提供したり、くら寿司やスシローの様にタッチパネルを設置して、気軽に注文で来るようにした店舗などもあります。

さらに、ポイントサービスの実施、デザートやコロッケ等のメニューを販売する等して、家族連れも気軽に入れるように工夫をしています。
いずれにしても景気の低迷が叫ばれる中、業績を伸ばしている職種であることは間違いないのかも知れません。

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