マングローブクラブ ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


マングローブクラブ
 南の島ではマングローブが発達している場所が各地で見られます。
そのマングローブの泥の中に生息しているのがマングローブクラブです。 この蟹は波の静かな内湾や、河口の汽水域などにも生息しています。
日本では地域により胴満蟹(ドウマンガニ)、甲丸などと呼ばれています。英名はマッドクラブ(泥蟹の意)、ま たの名をマングローブクラブと呼ばれます。

インド〜太平洋の熱帯域に分布して甲長130mm・甲幅200mm以上に達する大型・沿岸性のカニで、大変美味しい蟹でも有ります。

マングローブクラブの最大の特徴はその太くて強大なハサミですが、その外見のとおり挟む力は恐ろしく強く、缶ジュースなどのスチール缶をいとも簡単に潰してしまう程です。こんなのに指を挟まれたら最悪の場合指がもげてしまう可能性も考えられます。
 更に気性も荒いので(俗に言うあらくれ)、見つけても下手に触らない方が良いでしょう。ただ、どうしても捕まえなければいけない時は両手でハサミと足を纏めて掴むと安全に捕獲できます。

さて、この蟹を焼いて食べると栗みたいにホクホクして大変美味いのですが・・・数が少なくあまり採れないので高価な蟹になってしまいました。でも、チュ−クの市場では今でも売っているのを見かけることがあります。