リュウガン ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


リュウガン
 ムクロジ科ムクロジ属の常緑小高木またはその果実のことですね。
2cmほどの丸く茶褐色の果実をブドウの房のように実らせます。果肉はブドウに似た白く果汁の多いゼリー状で、真中に大きな種があります。

皮離れのよい外皮を指先で剥くと、中は半透明の果実です。その半透明の果実の真ん中に黒っぽい丸い種があるのがぼんやりとわかります。その様子がなんとなく竜の眼でに似ているので、“竜眼”と呼ばれているそうです。

果実はライチに似ていますが、ライチと比べリュウガンの実はやや、小さく種が大きいため食べる部分は少ないですね。独特な香りと味があるので好き嫌いがハッキリ分かれるようです。

私はライチの方が好きです。
味もライチに似ていますが、後味は漢方薬が残っているような感じでした。
 日本では見かけたことが無いのですが、ベトナムではフルーツ店で当たり前のように売られていました。

漢方薬としての竜眼は、滋養強壮の効果があると言われているので、体にも良いようです。 ぜひ、食べてみてください。 乾燥させたリュウガンは中国で「桂園」と呼ばれ、「朝鮮人参ほどではないが、それなりに高級食材」だという事です。