ジャボチカバ ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


ビッシリ実の付いたジャボチカバ
 幹にビッシリと実らせた、ぶどうの粒のような果物って知ってますか?
最近、テレビなどで紹介されている事がたまにありますね。そうジャボチカバ!です。

ジャボチカバは10mほどの高さになる常緑性の高木です。白い花が幹に直接咲き、直径2〜3cmほどの大きさの実(ブドウの‘巨峰’そっくりで、味もブドウに似ています)が多数実ります。春から秋にかけ数回実をつけますが、夏はあまり実りません。成長はやや遅いようですが、幹が太くなるにしたがって収穫量が増え、原産地のブラジルでは一度植えれば孫の代まで収穫できるといわれているそうす。

さて、果実は収穫した直後から味が落ち、ほど日もちしません。(食べても酸っぱくて全然美味しくありませんよ)生食に適していますが、冷凍すれば1か月位は保存できます。果実にはビタミンCとカリウムのほか、高血圧と脳卒中に効果があるタンニンと、抗炎症、毛細血管強化等に効果があるシアニンを多く含みます。
植木鉢でも育てやすいので、熱帯地域では盆栽に広く使用されています。特に台湾やカリブ海諸国では人気の植物らしいですね。

日本では小葉系と大葉系と中葉系(大実の成る系統はアッスーと名付けられている)に分類され流通しています。種からの栽培では成長が遅い為、沖縄などでは取り木や挿し木で増やされているようですね。

ところで、ブラジルでは街中に植えられているような樹ですが、中葉系のアッスーは、果実が大きくて実つきも良いので観賞用には良いのですが美味しくないんだそうです。酸味が強くて甘味が弱く、なにやら独特な風味があって、積極的に食べたい感じではありません。

美味しいのは大葉系の果実と小葉系の果実だそうです。どちらも似た感じで美味しいそうです。
本場ブラジルでは、そのおいしさや成長の仕方から、スーパーミラクルフルーツともいわれているようです

日本で育だてる場合、ジャボチカバは6月〜11月が収穫期とされています。緑色の果実が大きくふくらんで丸くなり、濃い紫色になった頃が目安です。

白い花が幹いっぱいに咲いてから実になり、1ヶ月ぐらい経つとこの紫色になるそうです。ただし、収穫した果実は非常に傷みやすいのですぐに食べるか、早い段階でジャムやアイスなどに加工してしまいましょう。

このジャボチカバを一昨年から育てていますが、昨年に10粒ほどの実が収穫できました。
今年は、更に大きくなる予定のジャボチカバ、肥料と太陽に当てて大きく育てる予定です。そして、びっしり実をみのらせて、ジャムに加工してみましょうか!