アピギギ ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


アピギギ
 チャモロ料理は、スペインやアジア各国の影響を受けた料理であるのと同様、チャモロスイーツと呼ばれるグアム・サイパンに古くから伝わるお菓子も、バラエティーに富んだおいしく、懐かしいものが揃っています。

ココナツ、ココナツミルク、タピオカなど南国の恵みをたっぷり使ったものから、小麦粉やチーズやバターなどを使った西洋的なものまで、時代の流れとスイーツの種類はどんどん広がり、現在のチャモロスイーツは私たち日本人の口にもぴったりの美味しさのものが多く存在しています。

中でもグアム・サイパンの人に愛されるアピギギは、お餅のような食感で暖かいうちに食べれば甘くて大変美味しいお菓子です。
グアム・サイパンに行った時には是非、ご賞味ください。  
 ロタ島もグアム同様、チャモロ文化の中でチャモロ人が暮らしています。パーティーと言えばもちろん、数百人分という大量の料理を作るために、牛や豚の解体から料理がスタートし、親戚、ご近所の各家庭で分担し、その家々に引き継がれてきたレシピで作ります。レシピと言っても正確な分量が記されている訳ではなく、ほとんどが目分量。ですから年配者が作るのを見て、自分の舌で確認しながら覚えていくのです。 デザートも同様です。レシピはあるようでないのが実際のところ。

ロタ島で生活しているエイコさんは「ならば自分で!」と試行錯誤を繰り返し、家族の意見を聞きながら自分のレシピを完成させていったそうです。

チャモロ料理の一部を紹介します。

ココナッツのお刺身
お醤油につけて食べると、ココナッツというよりイカのお刺身のようで、トロッとした甘さが口に広がります。

獲れたてかつおの刺身
海に囲まれているので、新鮮な魚介類も豊富なんです。もちろん、新鮮で美味しい! しょうゆ、しょうが、わさびが添えてあります。

レッドライス
こちらは赤いから、辛いのかな〜?と思うけれど全然辛くない!どうやら、日本のお赤飯のようにお祝いのときに作るんだそうです。アチョーテという実と一緒に炊いて、きれいな赤色に炊き上げます。

ビーフ・ケラグエン
ケラグエンは代表的なチャモロ料理です。
ビーフの他にもチキンやフィッシュなどを使ったケラグエンもあります。好みでチョイスしてください。 見た目と違って、さっぱりとした味付け。マリネのようなイメージかな。

アピギギ
代表的なチャモロスイーツです。ココナッツミルクを使ったお餅と言った感じですね。 バナナの葉にくるんで焼き上げてあります。

ウベアイス
ウベとは、紫いものこと。この紫いもを使ったアイス、ほんのりと、おいもの風味がして美味しいデザートです。