イチゴは野菜か? ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


イチゴ
 クリスマス時期から店頭では見かける事が増えるイチゴですが、本来は春が旬のフルーツで3月頃には様々な産地のものが出回り、コスパも高く味も美味しく大変おすすめなんです。

 毎年一月から2月になると、あらゆる外食チェーン店では先を競うようにイチゴのフェア−がはじめあります。
その時期も年々早まっているように見受けられます。実際に、イチゴのフェア−を行うと、はずすことなく、確実に売上につながっているといいます。
それだけ、いちごは多くの人に受けが良いということなのでしょう。

さて、ここで問題を出します。
イチゴは野菜!? でしょうか、それとも 果物!?でしょうか?
さあ、あなたはどちらだと思いますか?

 イチゴは野菜 一般に果物の人気者ですが、メロンやスイカと同じく植物の分類や農業上では野菜なんですね。これは、日本では果実は「木」になる物であり、畑で作る草本類を野菜と定義しているからです。
 イチゴは果物 一方で、メロンなどと同じく、市場では果物として扱われています。もちろん町で売っているのも果物屋ですね。そういう観点から、流通上は果物の分野となります。

 政府の統計でも、野菜(特定野菜もしくは果実的野菜)として扱われているかと思えば、果物として扱われているものもあります。

 海外では分類の考え方が違いあくまでも「フルーツ」として扱われています。「ベジタブル」ではないんです。
ということは、今の日本には統一した基準が無く、どちらも正解と言えます。

 ところで、イチゴの主な品種はご存知ですか?
かつては東の「女峰」、西の「とよのか」と言われるほど、この2種がほとんどでした。
それより前には「麗紅」も人気の品種でしたが、今では世代交代が進み、現在市場に出回っている主な品種は非常に増えています。
なぜか大粒のイチゴに人気があるようで、「アイベリー」や「あまおう」などの大粒品種や、それをもとに作られた新しい品種が多くみられます。また、「章姫」、「さがほのか」などもスーパーの店頭ではおなじみですね。
それぞれの品種ごとの特徴や写真も用意しているのでご覧ください。

現在では「あまおう」「紅ほっぺ」「とちおとめ」「さちのか」「さがほのか」が5大品種となり、この5品種だけで全生産量の8割近くを占めているそうです。