イルカ ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


イルカ
 日本の近海には30種類以上のクジラ類が回遊しています。このため、小笠原や沖縄、土佐沖、熊本の天草などではクジラやイルカをウォッチングできます。そして、近年はこのような場所が少しづつ増えているようですね。
これ以外にも河川や港などに迷い込んでいるのを見たなどの報告が年間100例程度、あるようです。 と言うことは我々が海岸などを歩いていてもクジラやイルカを見るチャンスがあるかも知れないと言う事です。考えただけでワクワクしますね。

 でも、なんでワクワクするのでしょうか?
イルカウォッチングなどでは、イルカにストレスを与えないように、配慮しながら観察します。これが大原則です。でもイルカと遭遇した人は異口同音に精神的高揚におちいります。海上で遭遇した事も原因の一つかも知れませんが、それ以外にも要素があるのでしょう。
船を走らせているときイルカが船と併走する姿は感動ものですね。  

ところで、イルカと鯨の違いって知っていますか?
生物分類上はイルカとクジラに差はないのです。あえて私たちは小型でスマートなものをイルカと呼び、大型のものは鯨と呼んでいるのです。大人になった彼らの体長でおよそ4mをクジラとイルカの境界と考えることが通例となっているようですね。

肝心な事を書き忘れていました。イルカは魚ではなく哺乳類になります。(あたりまえだけど)
サメもイルカも魚の仲間だと思っている人もいるかもしれませんが、全く違いますよ。イルカや鯨は鼻から空気を吸って呼吸しています。サメはエラ呼吸ですね。

愛くるしいイルカは水族館の中でも人気者です。カマイルカやゴンドウイルカは良く見かけますが、スナメリもイルカの仲間です。島根の水族館にいるスナメリはバブルリングを作るので一時コマーシャルにも使われていましたね。
また、イルカショーは迫力があり水族館では人気の催し物ですね。大きなジャンプや人を乗せて泳ぐ姿は感動ものです。でもね、近頃は動物愛護運動の関係者から批判もあります。でもそれを批判するなら、水族館や動物園そのものも批判すべきでは?
もっと極端な言い方をすれば、人間が食べる食物全てに生命が宿っているのだから、食べてはいけない!こんな理屈になってしまうのでは??

話がそれてしまいましたが、いかなる場面でも感動を与えてくれるイルカは、やはりスーパースターですね。