コロッケ ひと時の休息に「エッセイ」をご用意致しました。


揚げたてのコロッケ
 日本のコロッケは、フランス料理の"croquette"(クロケット)やオランダの"kroket"などが起源とされ、西洋からもたらされた「クロケット」がなまって「コロッケ」になったことは間違いないでしょう。
日本では、明治時代の料理書にすでに登場し、レストランでも提供されていたので、日本に洋食が流入した初期から存在していたことは明らかです。

日本のコロッケのイメージというと、最初に思いつくのが、じゃがいものコロッケ(肉入り・肉なし含む)で、その次に、カニクリームコロッケが思いつきます。

 これについてはよく、クリームコロッケは西洋式のコロッケで、クリームをじゃがいもで代用して作ったのが日本独自のコロッケ、と言われることがありますが、実はじゃがいものコロッケも、昔から西洋にありました。

 フランスでは、じゃがいもを使ったコロッケは、"Croquettes de Pommes de terre"(Pomm de terre=じゃがいも)という古くからある料理です。  
 さて、日本は1854年に開国してから急速に西洋文化が流入しましたが、その時、明治時代の皇室や日本海軍がお手本としたのは、当時欧米列強の中でも力のあったイギリスでした。
 開国後の日本にいた外国人で一番多かったのはイギリス人だったので、食文化においても、明治期の洋食界は、イギリスコ系コックの影響を大きく受けたと思われます。

イギリス料理の特徴は、じゃがいもが主食と言って良いくらいよく食べられ、アイリッシュ・シチューやホット・ポット、フィッシュ&チップスなど、じゃがいもを使った料理が非常にポピュラーです。
 そして、じゃがいもコロッケもイギリスでは一般的だったわけですから、それがイギリスコ系コックにより日本に伝わった考えるのが、妥当だと思われます。

ところで、あなたはコロッケを作ったとき、皮が破裂して困ったことはありませんか?

破裂しない「コロッケ」の作り方
じゃがいも茹でて潰して牛ひき肉と玉ねぎを炒めたものと合わせてあとは衣つけて揚げるだけ。
言葉では簡単、作ると地味に面倒みたいな感じでしょうか。よく、あげてる途中で破裂したと言うことを聞くんですが・・・・

一番、簡単な解決策はタネを冷やすと言うことです。
タネを冷やすとコロッケを揚げてる最中のコロッケのタネの温度がそれほど上がらないので破裂しません。試してみてください。